むち打ち症とは

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「むち打ち症」は、主に自動車の追突、衝突、急停車等によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したものです。受傷直後は自覚症状がなかったり、レントゲンなどの検査でも異常が認められなかったりすることもあります。中にはしばらくしてから症状が出て来て苦しむケースも少なくありません。

しかし「むち打ち症」は,正式な傷病名ではなく、「頸椎捻挫」「頸部挫傷」「外傷性頸部症候群」などと呼ばれます。ほとんどの方が下のような型に分類されます。

むち打ち症の型と症状

●頚椎捻挫症型

首を動かしたり伸ばした時の痛み・背中のこりや運動制限・頭痛・めまいなど。

根症状型

腕や足のしびれや痛み、だるさ、筋力の低下など後頭部の痛みその他、顔面痛など。

●バレ・リユウー症状型

頭痛、後頭部の痛み、首や肩の痛みやコリ、吐き気、めまい、耳鳴り、目のかすみ、

視力低下 、片方の顔の痛み 、全身の倦怠感・集中力の低下など。

●脊髄症状型

下肢のしびれや知覚異常、歩行障害。また、膀胱直腸障害が生じて、尿や便が

出にくくなるケースもあります。

●脳髄液減少型

頭・首・手・足などの痛み、聴力・視力・味覚の障害などの脳神経症状、自律神経症状、不眠・うつなどの大脳機能障害、倦怠感などこの他にも様々な症状などが

出現します。

※以前は交通事故では起きないと考えられていたため、ひどい場合は「保険金目当て」とされたそうです。むちうち症が何年も続いて治らない方はこの脳脊髄液の漏れが原因という可能性があるとも言われています。